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普通

  • 更新日:2020.04.13
  • カテゴリー:ブログ

 JDSF山形のHPがリニューアルして最初のブログを書くように、HPの管理者からオーダーがあり、会長の平井が書くことになった。リニューアルしてめでたいところ、こんな書き出しもどうかとは思うが・・、まったくえらいご時世になってしまった。

毎日毎日、テレビのニュースや情報番組はコロナ一色。感染者数の増大、医療崩壊、政府の打ち出す?マーク満載の政策に、ほとほとうんざりである。冬を乗り越え、短い春を楽しみにしていた東北人にとっては、待ち望んでいた花見も楽しめず、今後のありとあらゆるイベントは中止や延期のあらし。我々の愛するダンスも例外ではない。大会、パーティはもとより、濃厚接触を理由に公民館などの練習場も軒並み休業となり、今や練習さえもコロナに取り上げられてしまった。いつになったら以前のような普通の生活に戻れるのか。

 「普通」、こんなに素晴らしく有難いことはない。自分が生きてきた間に、これを実感したことが何度あったことだろう。私の記憶では阪神大震災、東日本大震災、各地で起こるその他の大きな地震や近年増えた洪水などの水災害、自然災害以外にも、病気で今まで難なく出来ていたことが出来なくなるなど(この経験はたくさんの方がしておられることだろう)、これらを経験するたびに、「普通」が一番幸せだと思うのだ。

さて現在、人類が初めて体験するウィルスが、日本だけでなく世界中から「普通」を奪い去っていっている。普通だけでなく多くの大切な命をも奪い去っていく。あんまりだ。

  しかし嘆いてばかりいてもこの状況は変わらない。私たちはどうしたらよいか。

このウィルスに対する特効薬もワクチンもない今、とにかくまずは自分が感染しないようにすることだ。手洗い、うがい、マスク着用。そしてこんなに感染が広がってしまった現在、自分がいつどこで感染し、それを人に移してしまう危険性があるということをじゅうじゅう自覚すること。これを防ぐにはなるべく人とは会わず、出かけず、自宅に居ること。仕事でそれは無理であるなら、人との距離を十分にとって、唾が飛ぶような大きな声ではしゃべらない、などだろうか。

あとは私の個人的見解としては、疲弊した空気を吹き飛ばすように笑うことがおすすめだ。漫才やコントなどのお笑い番組、クイズ番組などの視聴はとても役に立つと思う。先日お亡くなりになった志村けんさんの追悼番組は、不謹慎ながら心の底から笑ってしまった。幼いころ「8時だヨ!、全員集合」を見ながら歌ったり踊ったりしたことを懐かしく思い出した。彼の最後は壮絶だった。まだまだ活躍を期待できた、大切な日本のコメディアンを連れ去ったコロナを心底憎く思う。彼の無念を無駄にしないように、私たちは気を引き締めてコロナに立ち向かおう。謹んで志村さんのご冥福をお祈りする。

 なるべく早くこのウイルスを終息させて「普通」を取り戻し、そうなったら思う存分ダンスを楽しもう!。そのために今自分に出来ることを、みんなで力を合わせて精一杯やっていこう!。(夏)

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